らんまんVol.7 since1999

●山桜満開、春の訪れです。
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カントリーダイアリー5フォトギャラリーです
        ●連載マンガ1ーうさぎのシロちゃん その12,13
          ●連載マンガ−カメのかっくん その3,4
           ●暖炉巷談

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山桜満開、春の訪れです。

春本番、次々と桜がさいていまは山桜の白い花が満開。淡い黄色や緑の新芽が
日々色を変え黙々と雲のように山肌を賭け登っていく。躍動感あふれ色彩豊か
な私の一番好きな季節です。

今、我が家の軒先きでは、黄せきれいが二組子育ての真っ最中です。
忙しくえさを運ぶ様はいつ見ても微笑ましく、その尾の長い流線形の優美な姿態で
歩く姿はコケティシュなステップを踏むダンサーのよう。かけた巣箱のうちの二つ
には、シジュウカラの夫婦が巣作りの真っ最中。ひなが孵ると約二週間で子育ても
終わり、ピイピイと親にえさをねだる声ともお別れ。来春もまた会えるかな?

ようやく庭の残雪もすっかりなくなり、庭師ごとの忙しい季節です。
雪の下、野ねずみがせっせと働いてくれるせいで、そこいら中ボコボコしていて
なかなかの状態なのですが、雑草をひきながらならしていけば大丈夫すぐもとどうりです。
畑にはたい肥や肥料を入れて耕して、苗床への種まき、しゅっこん草の株分け移植など
楽しみとはいえ結構ハードなこの季節です。
土を触っていると手の入れ方でその質が全く違ってくる事が良く解ります。
ほったらかしの所は土が堅くしまり水はけも悪いし、こまめに気を使っている所の
土は適度に保水性がありフカフカとして水はけもよく色も黒っぽい褐色で、
ほっこりとしたなんともいい匂いがします。何事にも手をかけるのが大切なようです。

ミミズや様々のムシ達、微生物。土と触れる事でなんとなく命のサイクルを感じます。

さあ、きょうはどれくらい仕事がはかどりますか。
どうも流した汗の量と比例するようですね。
ご機嫌よろしく!

味噌を仕込みました。

5月吉日、味噌作りに挑戦しました。山に来て14年目にして初めて仕込むというのも
ちょっと怠慢だったかも。味噌作り2年めの先輩横田夫妻に教えをこいながら、途中友人
の飛び込みがあったりワイワイ楽しい味噌の仕込みとなりました。仕込みは思いのほか
簡単であとは熟成を待つ1年ばかりの辛抱です。手前味噌の味本当に楽しみだなぁ!!

毎年恒例となった春の山菜探索隊ちょっと遠出の白骨温泉。ターゲットは山のにんにく行者にんにくである。
今回の面子は精鋭、花の木しんちゃんと家具作り文平おじちゃん、そして僕の3名。快晴の朝、初夏の安曇野を
飛ばす事1時間半で白骨温泉の駐車場に到着。予定では山行き1時間半で行者にんにくと対面するはず。
歩き始めて20分、むこうからシャンシャン鈴の音、地下足袋に山行き姿の親父、背中にはなにやら詰った
大きなザック、ヤバイ予感。しんちゃん「それはなんですか?」親父「山のにんにく」僕「まだ残ってます?」
親父「みんな採ってきたよ。」一同シュンの瞬間。足取り重く目的地へむかうがターゲットこごみに変更。
このあたりのコゴミは大きくてしかも柔らかくて茎まで食える、時期的には一番かもと慰めあいながら狩り場到着。
う〜んこれは!?ないぞないぞ。しかしよ〜くみると、あるある、ただずいぶんと小さいギョウジャニンニク。
時期尚早、あの親父の狩り場ではない事は明らかで、ここは10日ばかり収穫には早い気がする。一同、いつもは
採らない小さい葉っぱまでついつい採ってしまうのが淋しい。帰り道コゴミを散々採りながら、リベンジを誓う!

連載マンガ1ーうさぎのシロちゃん その13,14−カメのかっくん その3,4     

暖炉講談

沢を辿っていくと源流に行き着く。山の中のある源流、野生にワサビが群生し、その谷間はしっとりと爽やかで空気がうまい。
近くにウグイスの声が聞こえる。見上げると真新しい木々の緑が青い空にすけて輝いている。さらさら流れる水に手を入れると
冷たく心地よい。口に含むと甘くのどを潤わしてくれる。5月の下旬というのに、朽ちかけた切り株にナラタケがいっぱい。
都会の常識とは別のところで人間の思い込みとは関係なく自然はしっかりと自立して生きている。

山を下る途中、大きな水たまりに森青ガエルをみつけた。黄緑色のそのからだは美しく、ひとりのんびりと水に浮かぶその姿は
なんとも自由でおおらかにみえた