ゆく秋、足音! Vol.35since1999

●落ち葉の庭で紅葉狩り
●八坂村、唐花見湿原の晩秋
 ●松崎和紙は大町の特産品

 
●北アルプス山麓は、絵描きさん御用達
  ●創作の秋キャンプ体験教室! 
  ●Akeのホームページ
●暖炉巷談 やっぱソバは新ソバ!

●BLOG●back number Vol. 1ー2 -3 -4 -5 -6 -7 -8 -9 -10-11-12-13-14-15-16-17-18ー19
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落ち葉の庭で紅葉狩り

紅葉樹の葉っぱが風に吹かれてサラサラと舞い落ちます。こずえの葉も一枚一枚いつのまにかへって本当に残り少なくなりました。落ち葉の庭を歩くと
カサカサと色とりどりの落ち葉が歌います。紅葉は今一つとは言うものの、それでも色とりどりの落ち葉が絶妙のハーモニーで大きな庭のキャンバスを
彩ってまるで絵の中にいるようです。特に朝、露にぬれてしっとりと光る紅葉の落ち葉はふかふかとした上等の自然のタペストリーの心地です。
そんな落ち葉を拾って本に挟んでしおりにしたり、大きい、ほうや山ぶどう、とち、かしわの葉などはお皿にします。ゆく秋の素敵な贈り物です。

八坂村、唐花見湿原の晩秋

唐花見(カラケミ)湿原は大町のおとなり、八坂村の標高945mの山あいにある周囲1200mくらい(8.7ha)の小さな湿原です。
カラマツ・アカマツ・スギなどの針葉樹や、白樺、コナラなどの雑木林に囲まれた湿地には木道が整備され静寂な別天地のようです。
なぜか訪れる人は少ないようで、毎年、何回か訪れるのですがいつもひとりじめのような気がします。この秋は多く降った雨のせいで
湿原の水量が多くてちょっとびっくり、梅もどきの赤い実が真っ赤に湿原を染めて、から松の黄金色、鷹狩山の麓の野菜畑の緑、
そして青い空のコントラストが見事でした。

松崎和紙は大町の特産品

大町の特産品である伝統工芸の松崎和紙の松崎和紙工業を訪ねました。松崎和紙工業と名前はちょっとかたいですが、小さな町工場と
いった感じで、夫婦でお訪ねしたにもかかわらず社長さんが親切に作業行程から製品の説明まで、作業所内を案内してくださいました。
 信州松崎和紙は、長久三年(1042年)に野生の楮(こうぞ)・楡の皮を使用して仁科神明宮の祭祀用に製造したのがはじまりだそうです。
この技術が一般農家に伝わり、冬季間の副業として発展しました。地元の楮を用いて作る松崎和紙は丈夫なことで知られ、繭袋、傘紙、
障子紙等様々な用途に用いられてきましたが、洋紙の普及や生活様式の変化に伴って数多くあった作業所が激減、今では今回訪れた
松崎和紙工業さんのみとなりました。(見学可)http://web-nagano.jp/kashiyo/matuzakiwashi/index.html信州松崎和紙工業有限会社

北アルプス山麓は、絵描きさんカメラマン御用達

北アルプス山麓界隈では1年を通じて多くのでは絵描きさんやカメラマンを見かけます。北アルプスは日本有数の3000m級の山々の連なり。
安曇平に仁科三湖、まだ残る山村の風景。最近、油絵をはじめた母が何処もが絵になってしまうようで困るとうれしい悲鳴をあげています。

この秋も特に仁科三湖周辺で秋の芸術の秋に親しむ人達を多く見かけました。
今度はぜひそんな方々の為に絵になる大町の特集をしてみたいと思っています。

創作の秋キャンプ体験教室!

最近はスプーン作りが好評です。思い思いの形に仕上げて、使うのを楽しみに持って帰られます。木を削るってけっこうはまるんですよ。

Akeのホームページ

キャンプの影の主人アケのホームページ“くらしのひろいもの”がデビューしました。毎日の暮らしや手作りのこと、料理日記などを
中心に日々の生活を綴っていくようです。まだまだこれからのサイトではありますが、キャンプのホームペ−ジ同様どうぞよろしくお願いします。
ただ、アケ本人は「あまり見ないでほしい」といっています。


暖炉巷談

なんだか今年は暖かくて北アルプスには雪は積もりつつ、このあたりの初雪はまだ訪れません。早い年では10月の初旬に降ったりするのですが、
まだまだ、陽がさすと暖かく気持ちの良い?晩秋といった感じ。これも温暖化のせいかな。この秋はきっちりと冷える日が少なくて紅葉のが寂しかった。
秋のだいご味は何といっても日々移り変わっていく山の色の変化なのですが、赤の乏しいメリハリの欠けるものになりました。台風や水害、
地震といった災害が今年、この秋に集中したのもちょっと心配です。

ブッシュが再選されてしまいました。これからアメリカは、そして、小泉日本は何処へいってしまうのでしょうか!?
アメリカ選挙の直前ビンラディンが声明を出していましたが、“ブッシュでもケリーでもないアメリカの国民が変わらなければ”
日本も同じかな。自民でも民主でもなく国民自身が変わらなければいけないのかもしれません。

こないだ讃岐うどんの香川県で香川JAの地粉100%表示のめんの嘘が発覚しました。蕎麦どころの長野ですがこっちは大丈夫かなちょっと心配です。
手討ち蕎麦の店は多いし、長野にきたら信州の蕎麦をと思うお客さんもけっこう多くて、地粉手打ちとは書いてないけどそんなに長野産蕎麦粉って
あるのかと思う今日この頃です。

心配事の多いこの頃ですが、来年に向けていろいろ思案中です。物作りの企画を充実させたいし。